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リース資産買取・再リース・リース契約解約のメリットとデメリット

ファイナンス・リース取引では、リース契約満了時に「リース契約の継続(再リース)」か「リース資産をリース会社に返却(解約)」かを選ぶことができます。

「リース契約の継続(再リース)」では、概ね1ヶ月分のリース料(月額×1.0〜1.2程度)で、さらに1年間同じリース資産をリースすることができます。
この再リースを2回(2年間)行ったあと、または3回分の再リース料を支払えば、そのリース資産を買取ることができる、などリース会社によっては買取契約締結などで、リースする側の資産計上に便宜を図っている場合もあります。

※ この「再リース2回で買い取り可能」などという買取の設定はリース会社の便宜であって、定められたもの、確約されているものではありません。

リース会社にとっては、リース資産を買取されるよりリース契約を継続(再リース)する方が得なため、あまり買取に積極的でないことが多く、対応はリース会社個々で変わってきます。

また、新リース会計基準適用前に契約したリース取引では、リース契約満了時に買い取りを選択すると、税務上では契約時にさかのぼって処理を行うことになります。
つまり、各事業年度のリース料金で、減価償却費や金利相当額をこえた分は損金不算入となるので、注意が必要です。
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